土日、家族的な用事で茨城の実家に帰っていました。
基本的には自分1人だけの用ではないので単独行動は許されない空気感なのですが、さすがにみんなが寝ているであろう時間帯であればOKでしょ?と思い、サクっと行ってきました。
情報にしがみ付き過ぎ、目の前を見ていなかった
行ってきたのは、実家から車で10分ほどのニュータウンエリアの小河川。
近くに利根川や小貝川、牛久沼などもありますが敢えてそっちには行かず。全国的には全然有名ではないけど、ローカル的には知る人ぞ知るエリアにこの日の釣行可能時間すべて(2時間ちょい)を費やすことに。
今年の初バスをビフテキリグでゲットした小河川のより上流エリアです。
スペイン在住の友人が日本に戻ってきた時に、このあたりでめちゃ釣っていた好調エリアだったのです。
こんな川幅4~5mくらいの小河川。雰囲気的にはめちゃ釣れそう。
友人にあらかじめ情報を聞いておくと、かなり魚影が濃いとのことでほぼ間違いなく2~3本は釣れるとのこと。
これは期待感マックスで、まずは最近仲間入りしたばかりのトリプルインパクトをチョイス。ここ最近は暖かい傾向にあるし、このエリアはシャローなので日光さえ出てれば水も温かくなりやすい。となると、トップでも食ってくるのでは?と推測。
まずはこいつから。
ボフっと水面を割るシーンをイメージしつつ、緊張感持ってワクワクしながらキャストし始めます。
岸沿い、アシ沿い、川筋、向こう岸など様々なラインを通してみるものの、時々着水音に驚いたカエルがバシャンと水中へ戻って行く音以外、サカナ的な反応はまったくなし。
トリプルインパクトはちょっと強すぎか?
と、その後ブルフラットやエスケープリトルツインなどもやってみるが、異常なし。
釣りしながら友人にLINEしてみると、朝6時くらいなのにすぐレスあり。そうか、スペインは昼間か?と思いながらも、さらに詳しく情報聞いてみると、
なぜかエビ系は釣れないと。爆釣していた時も、エビには食ってこなかったと。
ここで友人がめちゃ釣っていたというノリーズのパドチュ―を導入。
逆付けして、スプリットショットで狙ってみます。
しかしながら、そんな甘いものでもなく、岸際、かけあがり、沖、水門まわり、流れにドリフトさせながら・・・といろいろ探ってみるものの何もなし。
途中、釣り人に何人かにすれ違いましたが、お一人の方は釣ってたようです。
少し移動して、こんなアシが密集するエリアへも。
開けたエリアへ落としてみるも、アシの中にぶっこんでみるも、ノーリアクション。時々、特定のアシだけがユサユサ揺れてましたが、あれは魚だったのか。カエルかな。
と最後までもがき続けたまま、タイムリミット。ノーフィッシュ、ノーバイト。アタリっぽいのすらさえ1回もなし。8:00前に切り上げ、実家へと戻りました。
目の前の状況から判断する、ということ
(↑「バス釣りがある日突然上手くなる」の一文)
今回は、あらためて目の前の状況から判断することの大切さを感じました。
自分が数か月前に実際に釣ったという過去の思い出や、友人の過去の釣果情報ももちろん非常に参考になるし、非常にありがたいのです。
でも、それ以上に大切なのが現状からバスを探し出すこと。
今回は過去情報に振り回され、目の前、つまり "今" を見ずにキャストを繰り返していたのが、完全敗北で終わった原因のような気がしています。
自然相手、相手も生き物なので、こうしたら釣れるなんて方程式は存在しないにもかかわらず、まるであるかのように頭が凝り固まっていました。
やはりある程度の情報収集は必要かもしれませんが、その日その日、その時その時に最適な判断をしないといけませんね。特に今回のように2時間という短時間の場合は、完全にやられてしまいます。
青木大介さんの本のタイトルにもなっている『適材適所』の4文字が、ボウズをくらった後しばらく頭をかけめぐっていました。