10月31日。
世間はハロウィンですが、バス釣り界にとっても昨日まで大きな祭典が開催されていました。そう、バサーオールスタークラシック。観客数は右肩あがり、生中継放送が開催されるなど年々パワーアップする今大会をレポートさせていただきます。
日本最大規模のトーナメント、Basser Allstar Classic2016
すでに各メディアでも報じられている通り、日本最大規模のトーナメント、Basser Allstar Classic2016が昨日まで開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。
優勝は、北大祐選手!本当におめでとうございます!
この記事では、北選手の表彰式の様子や全選手のウェイインシーンを写真とともに簡単に紹介させていただきます。
詳しいことは、来月号のBasserにたっぷり掲載されるとと思いますので、楽しみに待ちましょう。
全選手のウェイインシーン
2日目の全選手のウェイインシーンです。ほとんどiPhoneでズームして撮ったので、見えにくい部分もありますがご了承くださいm(_ _)m
以下写真の並び順が、ウェイイン順です。
清水盛三選手、2日間トータル1,200g。2日目はしっかりと持ってきてくれました。たしかスピナベ(Dゾーンでしょう)でだったとか。マイクを通して聞こえる豪快な笑いは、場を盛り上げてくれます。司会の吉田幸ニさんの「さっきまではお通夜みたいだったからね」というような冗談には会場からも笑いが。
吉田秀雄選手、トータル1,490g。「アウェイ」という環境の中で、どう戦ってきたのかなどについてトークされていました。
赤羽修弥選手、トータル4,630g。バスボートなし、トレーラーの上に乗っかって入場するという非常に珍しいシーン。帰着30分ほど前(だったかな?)、不運にもエンジントラブルになってしまい、沖田選手のボートに乗って無事に帰ってきたとのことです。
福島健選手、トータル2,070g。数々のトーナメントでも上位常連の実力派であり、昨年度のバサクラ準優勝者。注目選手だけに、数多くのカメラが向けられていました。
大塚茂選手、トータル3,860g。ウェイン姿もさることながら、ボートを引っ張っていたポルシェのカイエンも少し目立っていたような?
沢村幸弘選手、3,090g。本大会バサーオールスタークラシックの提唱者のひとり。初日は3キロ超えの釣果でしたが、2日目はまさかのノーフィッシュ。白と青を基調としたバスボート、そして沢村さんご本人を含めた全体から、なんだかとても上品な雰囲気を感じました。
小田島悟選手、トータル2,190g。迷彩柄にラッピングされたボートが印象的でした。
青木大介選手、トータル4,650g。ご存じの通り、2014年そして2015年のバサクラチャンピオン。多くのカメラマンが押し寄せていました。入場時には息子さんもバスボートに。入場曲は、昨年のバサクラやJACKALLコラボが発表された動画などでも使われていたFall Out Boy の「Centuries」。
小野俊郎選手、トータル4,520g。ジャッカル社長。たしかヒットルアーのひとつが、ディービルシャッドと仰っていたような。詳細は来月号Basserに掲載されるでしょう。
五十嵐誠選手、4,810g。ワイルドカードという大会において、残り1枠を実力で勝ち取って出場。多くの方がカメラを向ける一方、五十嵐さんもステージ上からこちら側(観客席側)をスマホで撮影していました^^
河辺裕和選手、トータル4,990g。非常にユーモア溢れる入場。ウェイインを、バサーオールスタークラシックをより盛り上げようとしてくれていることが伝わってきました。もう58歳にもなるのですね。
沖田護選手、トータル5,410g。上述しましたが、エンジントラブルで身動き取れなくなってしまった赤羽選手を、ご自身のボートに乗せ一緒に帰ってきたようです。
田辺哲男選手、トータル5,080g。初日途中までトップ。たしかこの日は2キロ近いようなビッグフィッシュをバラしてしまったとか。
澳原潤選手、トータル5,280g。初日終了時点では暫定1位。惜しくも2日目は5匹リミット揃わず2匹。優勝候補のひとりでもあったため、ご覧のようにカメラマンが押し寄せていました。
村川勇介選手、4,760g。ボートに一緒に乗っていたカエルキャラなどが気になってしまい、どんなトークをされていたか聞いてなかった。。
菊元俊文選手、トータル6,660g。初日2位の優勝候補のひとり。終始場を沸かせるようなパフォーマンスをされていました。さすがにゴンザレスは入っていませんでした。
小森嗣彦選手、トータル8,000g。今年のJBトップ50では第1戦と3戦で優勝。最終的には、今年のバサクラ準優勝者。表彰式で好成績を残せた要因を聞かれると、こう答えていまいた。「世界一釣れるレッグワーム!」 会場にちょっとした笑いが起きていたのが印象的です。
並木敏成選手、トータル5,720g。取り出した1匹目からこのサイズ(40cm前後?)。小さい魚から順番に取り出していくのが一般的なので、破壊的ウェイトが期待されましたが、逆にどんどん小さくなるというパフォーマンス。最後にはライブウェルからバサクラオリジナルタオルを取り出し、笑いを誘っていました(笑)底冷えするような天候でしたが、ポッパー(ラウダー)でも獲ったとのこと。
北大祐選手、トータル10,080g。2016年JBトップ50の年間総合チャンピオン。良型サイズばかりでリミット5匹揃え、ライブウェルから取り出す度に観客から歓声が沸いていました。ここまでトップに立っていた小森選手(ステージ上の椅子に座っています)も苦笑い。唯一の10kg超え選手でもあり、2位に2キロ以上の差をつけ、お見事優勝。ちなみに入場曲は「ワイルド・サイドを行け」。
全選手の成績ランキング
ここで、全選手の成績です。
ステージ上に掲載されていたスコアボード。重量横の分数のような数値は匹数です。5/5は5匹釣り上げ、5匹生きている(検量対象)というような意味です。
このスコアボードをもとにエクセルにこんな感じでまとめてみました。そして、重量順にこんな感じで並べ直して、と。
以下が全選手の成績とランキングです。
※敬称略、単位はg
順位 | 選手名 | 1日目 | 2日目 | 総計 |
1 | 北大祐 | 4240 | 5840 | 10080 |
2 | 小森嗣彦 | 3740 | 4260 | 8000 |
3 | 菊元俊文 | 4240 | 2420 | 6660 |
4 | 並木敏成 | 2870 | 2850 | 5720 |
5 | 沖田護 | 1130 | 4280 | 5410 |
6 | 澳原潤 | 4360 | 920 | 5280 |
7 | 田辺哲男 | 3310 | 1770 | 5080 |
8 | 河辺裕和 | 3750 | 1240 | 4990 |
9 | 五十嵐誠 | 1170 | 3640 | 4810 |
10 | 村川勇介 | 4110 | 650 | 4760 |
11 | 青木大介 | 1700 | 2950 | 4650 |
12 | 赤羽修弥 | 2150 | 2480 | 4630 |
13 | 小野俊郎 | 1970 | 2550 | 4520 |
14 | 大塚茂 | 2090 | 1770 | 3860 |
15 | 沢村幸弘 | 3090 | 0 | 3090 |
16 | 小田島悟 | 1680 | 510 | 2190 |
17 | 福島健 | 1370 | 700 | 2070 |
18 | 吉田秀雄 | 1490 | 0 | 1490 |
19 | 清水盛三 | 0 | 1200 | 1200 |
V2達成、新生ヒーロー北大祐選手
表彰式。今季はJBトップ50でも年間総合優勝しA.O.Y.(Angler Of the Year)獲得しているので、ダブルチャンピオンということになります。V2達成。バサーオールスタークラシックは初優勝。おめでとうございます!!
シャンパンシャワー。ヒーローインタビューでは、バサーオールスタークラシック提唱者でもある林圭一さんへの謝意を述べ、涙ぐむ姿も。
準優勝の小森選手と。
全出場選手での記念撮影。そこには本気で戦ってきた者同士が、最後は笑顔でチャンピオンを祝福する光景がありました。バスフィッシングがスポーツでもあることを、改めて感じました。
ということで、北大祐選手のブッチ切り優勝で幕を閉じたバサーオールスタークラシック2016。
私自身も生でランチング(出船)、ウェイインシーンを拝見させていただき、大いに楽しませてもらいました。
北大祐選手の試合展開はもちろん、その他の選手の様子なども、来月号のBasserで詳細に明かされることでしょう。
最後に改めて、北大祐選手、記念すべき30回大会Basser Allstar Classic2016、優勝おめでとうございます!!