先月行った釣りについて、さすがにそろそろ書いておかないと忘れるので、書いておきます。
最近は釣りに行ってもすぐに書かなくなってるのが、個人的な小さな悩み。直後は疲れ切ってすぐに寝てしまう。
もくじ
日曜なのにガラガラ
8月後半に行ってきた亀山湖の釣行記です。
「忘れないうちに」とか言いましたが、すでに少し忘れつつあるので、頑張って思い出してかこうと思います。
早朝の出船前。この時期だと朝5時くらいでもこんなに明るい。そして綺麗な空を思わずパチリ。
この日は日曜日でした。関東の人気フィールド亀山、ハイシーズン、日曜日。
出船30分前くらいだったら駐車場いっぱい、ボート準備している人いっぱいかと思ってたのですが、まさかのガラガラ。全然車も人もいません。
後でボート屋さんに聞いてわかったのですが、毎年8月後半(特にお盆明け~給料日前)は金銭的な問題からか人が少なめだとか。
さらにこの日は天気予報的に降水確率が高かったのも、人がより少なかった理由かもしれません。たしかに直前までは天気良くなかったですが、結果的には1日まあまあいい天気でした。
写真だと非常に(というか全然)わかりにくいのですが、朝もやがかかっているような、湿った感じ。ぬるい空気がまたなんとも言えない、釣れそうな雰囲気にしてくれます。
ということで、まさかの人があんまりいない日曜日の亀山をスタート。
今回は比較的近所のMくんと一緒に、夏の亀山をのんびり楽しもう!的なノリで船を走らせます。
何度も言ってますが、このマウントデッキ(踏み台)はとっても便利。
レンタルボートする方に、強くおすすめしたい一品です。
「エレキのペダル踏むの疲れてくる。」
「ハイデッキは考えてない。」
そんな方にはピッタリだと思います。本当に。踏み位置が平らになるので疲れにくいし、でかすぎないので持ち運びや自宅保管もラクなんです。
詳しくはこちらをご覧ください。↓
サイレントフィッシュ
まずはボート屋まわりを探っていきます。
これ日曜の早朝ですよ。これだけのエリアに自船以外だれもいないくらいガラガラだったんです。
まずは手堅く1本、メンタル的な “余裕” が欲しいと思い、いきなりライトリグ。
オーバーハング、馬の背、流芯などなどをチョンチョンやりますが、全然出ません。出るならまだしも、出ないのに朝からライトリグは違うかな~と15分くらいやったところで変更。
「やっぱ今だから楽しめる虫にするか!」
などと思ってロッドを取り替えようとすると・・・
え!釣ってる (;O;)
バックシートで投げていたMエリアくんが釣っていました。サイレント。
かわいいサイズながらも本日の1本目。友人が釣ったのですが、とりあえずバスを見られたので、なんとなく安心。俄然、自分にも釣れる気がしてきます。
ちなみにMくん、プロショップオオツカのワームについて、寄稿してもらったことがあります。
この時もこの虫3インチだったとか。
虫パターンで、まず1匹
僕は虫パターンに変更。この夏からお気に入りになったレインズのインセクターです。
普段だったら確実に先行者がいるであろう、こんないかにも美味しいポイントも今日はガラ空き。
ちなみに前日まで激しい雨が降り続いていたので、晴れたとしてもドチャ濁りかなと覚悟していたんですが、意外とそうでもなく。
↑のようなクリアではないですが、程よい程度の濁りでした。
思わずツイートしちゃいましたが、8月中旬の豪雨がすごかった時期。たった一晩で亀山ダムの水位が1m以上も上がっていたようでした。
亀山、昨日1日の雨で1.2メートルも増水したらしい。ボート屋さんが教えてくれた。あの規模の湖が1メートルも一晩で上がるとかとんでもない水の量だな。
— hebinuma (@junya_0606) 2016年8月17日
今考えても信じられないですが、あの規模の湖(ダム)の水位が1cm増えるだけでも、想像もできなくらいの水量のはずなのに、1.2mって。自然の力は偉大だと、あらためて感じます。
話が逸れましたが、虫をチョウチン釣りでどんどん狙っていきます。とは言え、すべてのキャストがうまいこと引っかかってくれることもなく、飛距離不足で手前に落ちちゃうこともしばしば。
それでもせっかくなので、回収せずに誘ってやると・・・
ボフっ。
かわいいコバッチ(←コバッチって死語らしい)が食ってきてくれました。とりあえず早い時間帯でボウズ逃れはできたので一安心。はい、目標かなり低いっす。
木がガサゴソザワザワ騒ぎ出すので、「落石でも起きてるのかな」と思って見てみると、亀山名物でもある野生のサルがお出迎えしてくれていました。
iPhoneでズームしたのでかなり粗いですが、この中に6~7匹くらいのサルたちが写っています。
木の実を争って(?)、途中からはギャーギャー鳴きながらケンカしてました。
シャローのボイル狙いは不発
その後、お互いに2本ずつくらい釣り(サイズはどれも30cm前後くらい)ましたが、途中からピタリと “無” になります。
ってことで、大移動。
本湖のシャローエリア、ブレイクが続くストレッチなどを攻めてみますが、いまいち。反応無し。
本湖近くのシャローエリア。ボイルが時折発生するのですかさずキャストしますが、オール無視!岸の方へとベイトを追い込んでいるので、岸から離れていくルアーには興味持たないのでしょう。
ボートからの釣りなので岸方向へとルアーを動かすことはできないので、横方向(岸と平行)なども試しましたが、バイトならず。
ということで、また移動。
眠すぎてダウン
10時頃には日も高くなり、かなり蒸し暑い状況に。風もほぼなく、こりゃ人間もバスも暑い。
オープンエリアのディープなども狙いますが、「シェード狙いにしよう」ということで、流入河川へ移動。
しかしながら、このあたりで僕は充電切れ。いつも無睡で釣り行くのですが、お昼前にはダウン。
不思議ですよね。
家のベッドで20分くらい寝ただけじゃ全然寝足りないのに、ボート上だと20分でも十分。かなり体力回復した感あります。
とはいえ、この日は日光がキツすぎて全然寝れなかったのもありますが。起きたら汗でぐっしょり。
虫パターンで40アップ
お昼過ぎから流入河川、上流部へと入っていきます。
両サイドが永遠とオーバーハングになっているので、全部やってたらキリがありません。
特に地形変化のあるところだけを重点的に攻めていきます。
ワンドっぽくなってるところ、流れ込みがあるところ、マンメイドストラクチャー(人工物)があるところ、ボートがまるごと入れるほどのオーバーハングになっているところ、などなど。
普段であれば絶対に先行者がいるようなこんなポイントも、誰もいませんでした。
丁寧に手前からも奥に入っても撃ちましたが、ギルからのバイトがすごいだけで、またもや30cmくらいのが1匹釣れただけで終了。
その後は、虫パターンに絞ってチョウチン釣りを再開。草木に虫を突っ込みながら、その中でチョウチンしていきます。
どんなところに突っ込んでるか、ご興味あればこちらをどうぞ。
誰もが『ここはいるんじゃないか?』と思うような小ワンドの外側(ワンドの入口)の草木の中に突っ込んで、インセクターをぱしゃぱしゃさせていた時のことです。
ボフっ。
『お、キタキタ!』
と思いながらいつものように巻こうとしても、簡単には寄ってこない。これまでよりもデカイかも!?
と期待を膨らましながら、同船者のMくんにネットをお願い。無事にランディング!
上がってきたのは44cm。『そのサイズかよ』と突っ込まれそうですが、お恥ずかしながら、亀山での自己記録2位です。
亀山自己ベストは48cm。この時のテキサスで。
ありがとうよ、バスちゃん!
初ニゴイフィッシュ
久しぶりの亀山40アップ、しかも大好きな虫パターンということもあり、リリーズ後も高揚が続いていました。
まだまだイケる!と思い、引き続き虫をキャストすると、すぐにバイト!
まじかよ!とテンション上がりながらも寄せてみると、
『ん?長い?』
食ってきたのはニゴイちゃんでした。人生初のニゴイフィッシュ。
Mくんも相変わらず、虫3インチで釣り続けます。「虫」という名が入っていますが、使い方はノーシンカー表層連続トゥイッチ。小魚が逃げ惑うようなアクションです。
草木に突っ込んでちょんちょん
(写真を先に挿入したのですが、まだ続くのか。長いな。ちょっと簡潔に行きます。)
こんな岩盤エリアの草木にも虫を突っ込んでいきます。
引き続き、草木の中でのチョウチンで食ってきたバスちゃん。サイズはどれくらいか忘れました。30後半くらいかな。
“ラスト1投的” なフィッシュ
午後からは完全に虫パターンを楽しんできましたが、悔しくもボート帰着時間が迫ります。
いつでも帰れるようにと、ボート屋すぐ近くの岸沿いに虫をキャスト。
残り時間も少なくなってきたので、
『じゃラスト1投ね。』
と決めてから、3投目(全然ラストじゃない笑)。
最後の最後に、かわいいバスちゃんが飛び出してくれました。
かわいい。
全然ラスト1投じゃないけど、“ラスト1投的” な最後の最後で食ってきてくれたのが、なんだかとても嬉しかったですね。
ラスト1投的な状況で食ってきてくれたのは、たぶん高校生くらいの蛇沼以来。
ということで、この日はMくん5本、僕7本くらいの釣果でした。
前日まで雨が降っていたなどの自然環境的な恩恵もあるのでしょうか、一番はやはりプレッシャーの少なさだと感じています。
日曜日にもかかわらず、本当に人が少なかったですからね。圧倒的に撃たれてないところが多く、または撃たれていてもポイント休ませる時間が長く、いつもよりもイージーに釣れるような気がしました。
亀山、そしてバス釣り
帰りの車から。房総半島から、まさかの富士山が見えました。高台とかではなく、普通の平地の道路からも見えるなんて感激。
渋滞中のアクアライン。渋滞は嫌ですけど、こういった美しい景色と出会えるのも、釣りの良さだったりしますよね。釣りやってなかったら、空を見上げることさえ少ないかもしれない。
以前、こちらの記事でも書かせてもらいましたが、本当に亀山ダムは恵まれたフィールドだと思います。
魚影の濃さや自然の豊かさだけでなく、レンタルボートの充実っぷり、ライブウェル禁止期間の設定、地域の方々の理解や協力。どれもとっても、現在の日本の中でもトップレベルのフィールドはないでしょうか。
こんな素晴らしいフィールドでいつまでもバス釣りが楽しめるように、感謝の気持ちを忘れずに、そして食事や買い物する際は極力、亀山周辺でさせていただきたいものです。
バス釣り、楽しい。