今日はH-1グランプリ第二戦が亀山ダムで開催されています。
2016年の初戦は若手の選手が優勝を飾りました。例年以上にビッグバスが出ている亀山とはいえ、ハードルアーオンリーではさすがにウエイイン率が高くないとは思いますが、亀山のポテンシャルをなめてはいけません。意外にも半数以上の方が釣ってたり!?また詳細わかり次第、ご紹介させていただきます。
前回の優勝者、千田選手についてはこちらから↓
https://hebinuma.com/2016/04/27/h-1-sagamiko-winninglure
そんな各トーナメント、ローカル大会が頻繁に開催されている亀山ですが、恐縮ながら先日僕も行ってきたので、その時のレポートをさせていただきます。
午前中、まったく釣れない( ゚д゚)
5月中旬。
朝夕の冷え込みもなくなり、バス本格シーズンでもあるこの時期に亀山ダムに行ってきました。
ボート屋やSNSなどの釣果情報を見ると、ワームでもハードでもいい感じに釣れてる状況のよう。しかも早くもサーフェスゲーム、虫パターンなども始まっているようでワクワク状態で向かっていました。
しかし、過度のワクワクは禁物。魚影が濃いということで関東を代表する亀山ダムですが、全然ボウズもあり得ます。これは完全に僕の、個人の力量の問題もあるのですが、1日フルにやってデコることも経験上何度もある。陸っぱりではなく、ボート借りてでも。
ということで、期待しながらも少し警戒しながらも亀山へ向かいます。今回はよりともボートさんへ。この週はH-1グランプリの前週ということもあったからなのか、出船30分前にはほぼ駐車場が満車の状態に。スロープ待ちの車も何台もありました。
5時解禁(出船OK時刻)のちょい後にのんびりと釣り始めます。
基本的にはボートから岸沿い、オーバーハングやレイダウンなどのストラクチャーまわりを狙っていきます。
なんとなく天候的にも水温的にも、雰囲気的にも、鳥の鳴き声的にも釣れそうな感マンマン。1投1投に期待が高まります。
時々、こんなベイトボール(小魚の群れ)がうようよ。
その時は確信を持てなかったのですが、後にボート屋さんに聞いたところ、すべてバスの稚魚だと!こんな群れが時々見えるのです。すごい、自然繁殖でこんなにバスの稚魚がいるとは。
と、稚魚に心奪われながらもキャストを繰り返しますが、異常なし。
ワームでねちねちやってましたが、時間経過とともに日も昇り、このままやってても釣れるような気がしなくなってきました。
そこで、大好きな虫パターンに変更。去年からお気に入りになっているオリカネ虫ダディにチェンジ。基本はオーバーハングまわりを狙っていきます。
時にはでかめのオーバーハングの場合は、その中にボートごと入り込んで、奥の奥までキャスト。岸壁にぶつかるくらいの奥へ入れてちょんちょんやりますが反応なし。
その後、たまたま気に引っかかってしまって提灯釣りで狙っていると、下からモワンとした反応。岸からこっち(ボート方面)に動く物体はすでにバスがルアーとして見切っていると判断。
そこからは敢えて気に引っかけて提灯釣りするようにしました。水面めがけてではなく、その付近の草木めがけてキャストです。
ちなみに、提灯釣りでの虫パターンについては、青木大介さんのアオキ虫の動画などが参考になります。イメージ沸きやすいです。↓
https://hebinuma.com/2014/08/16/post-3355
そうこうしてキャストを繰り返しているうちに、『ここは来るでしょう♪』といういかにもなポイントへ遭遇。奇跡的にうまいこと意図的に草木に引っかかり、提灯釣りで誘います。
5回くらい水面をチョンチョンとした頃でしょうか。
下からボフッというバイト!
キターーーー\(^o^)/
という喜びも束の間。ボート近くでポロン。
ここは来る!と心の準備をしていたポイントでもありましたし、ようやくのヒットだったので嬉しさマックスでしたが、そう甘くはありません。推定40cm前後の魚体が、ギラリと反転し、水中へと潜って行きました。
去年からお気に入りのオリカネ虫ダディ。オーバーハング、薄暗い中でも視認性アップの為に傾向シール着用。ギルバイトで足はもげてます。
そんなことをしているうちに午前中終了・・・。
いかにも美味しそうなポイントがあったので、超フィネスで先日入手したタイニーシグレをチョイス。
倒れ木の向こう側へのキャストが決まり、タダ巻きしてると軽快なバイトがありましたが、正体はビッグギル。25cmくらいはあったかな。
ギル釣れるとバス釣れない、というジンクスのようなものを感じているので嫌な予感。。
レッグワームにキタ!
お昼にボート屋に戻り、同日別ボートで出ていた友人の様子を聞いてみて目が覚めました。
1~2本は釣れてるかな~なんて思ってたのですが、計6本!しかも1本は45cmくらいの体格いいやつでした。。
聞いてみると、ボイルを狙ってトップでも出たものの、ほぼレッグワームだと。
天の邪鬼というか、虫パターンで釣りたい欲があったのですが、まずは1本という欲求の方が強くなり、午後はレッグワームのダウンショットから。亀山では定番中の定番ワーム&リグです。
こんな永遠と続くオーバーハングまわりを狙っていきます。
レッグワームでちょんちょんやること30分くらい。
それまでも水中のストラクチャーなどに引っかかることもあったのですが、動かせる大き目の枝を引っかけたような感触が伝わります。もっとわかりやすく言うと、水中のビニールを引っかけたようなノソっとした重み。巻けるけど、動いてない。
なんか引っかかったわ~と思い巻いていると、動いてる・・・!3秒くらい巻いた頃でしょうか。単に重いと思っていた物体が、動き始めていたのです。釣れてる!!
こんな超初心者的な釣れ方でしたが、午前中のバラしもあったので慎重に引き寄せます。緩まないように、ちょっと巻き過ぎなんじゃいかくらいに巻きます。
そして丁寧に寄せてきて・・・
きた!
レッグワームに食ってきたバスちゃん。だいたい40cmあるかないかくらい。
レッグワーム2.5インチのダウンショット。シンカーは2.6g。
ワッキーやネコをやることはあってもダウンショットで釣るのは久しぶり。丁寧に時間をかけてシェイクするのも、慣れれば楽しくなってきますね。
友人は、ちょいでかいサイズ、レッグワーム2.9インチでも釣ってました。
https://hebinuma.com/2016/04/06/legworm29
恵まれている亀山ダム
ボート屋まわりのバスの稚魚。
その後はアクアライン渋滞を避けるために、いつもより早めに切り上げ。最終的には1本の釣果でした。
だいぶ暖かくなってきた5月ということもあり、もうちょい数的にも釣れるかなと思ってましたが、現在の僕のスキルではまだまだでした。
それでも同じ日に1日5~6本くらいを釣ってる方は全然いますし、50cm近いナイスバスを釣り上げてる方も。
釣れるか釣れないかはその人次第ですが、やはり亀山というフィールドは本当に素晴らしいと思います。今年はすでに60アップが何本も出ているという状況ですし!
https://hebinuma.com/2016/03/24/bigbass-kameyama
魚影の濃さだけでなく、ロケーションや都心からのアクセス、レンタルボート屋さんの充実さ、生態を守る取り組み(ライブウェル禁止区間あり)なども含め、バスフィールドとしては日本トップクラスではないでしょうか。
個人的にまだまだ考え方的にもスキル的にも足りないところが多いですが、これからもちょくちょく行かせてもらって、少しずつ上達していきたいと思います。