ビジネス・人生

有名な「漁師とコンサルタント」という話。お金よりも自由に使える時間が何よりも大切。

2014/09/10

本日もhebinumaをご覧いただき、ありがとうございます。

今日は、「漁師とコンサルタント」という話を紹介させていただきます。そこそこ有名なので、どこかで読んだことあるって方もいると思います。自分の人生について、とても考えさせられる話です。

 

「そんな生活なら、もう手に入れているじゃないか。」

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漁師とコンサルタント」という話です。
時間ある時にゆっくりと読んでみてください。

メキシコの海岸沿いの小さな村に、MBAをもつアメリカのコンサルタントが訪れた。
ある漁師の船を見ると活きのいい魚が獲れている。

コンサルタントは聞いた。

「いい魚ですね。漁にはどのくらいの時間かかるのですか?」
「そうだな、数時間ってとこだな。」
「まだ日は高いのに、こんなに早く帰ってどうするのですか?」

「妻とのんびりするよ。一緒にシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れにはワインを傾けながら妻と会話を楽しみ、それで、寝ちまうよ。」
それを聞いてコンサルタントはさらに質問をした。
「なぜもう少し頑張って漁をしないのですか?」
漁師は聞き返した。

「どうして?」と。
「もっと漁をすれば、もっと魚が釣れる。それを売れば、もっと多くの金が手に入り、大きな船が買える。そしたら人を雇って、もっと大きな利益がでる。」

「それで?」と漁師は聴く。

コンサルタントは答える。

「次は都市のレストランに直接納入しよう。さらに大きな利益がうまれる。そうしたら、この小さな村から出て、メキシコシティに行く。その後はニューヨークに行って、企業組織を運営すればいいんだよ。」
「そのあとはどうするんだ?」漁師はさらに聞いた。
コンサルタントは満面の笑みでこう答えた。

「そこからが最高だ。企業をIPOさせて巨万の富を手に入れるんだ。」
「巨万の富か。それで、そのあとはどうするんだい?」と漁師は最後に質問した。
「そしたら悠々とリタイヤさ。小さな海辺の町に引っ越し、家族とのんびりシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れにはワインを傾けながら妻と会話を楽しむ。のんびりした生活を送れるのさ。」

漁師はため息をつき、やれやれ、という顔で一言を付け加えた。

「・・・・そんな生活なら、もう手に入れているじゃないか。」

いかがでしたでしょうか?
これは、ビジネスジョークですが、幸せな人生とは何かについて実にわかりやすく物語っています。

“人生の幸せ”とは・・・?

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話の中には、漁師とコンサルタントが出てきますが、なにが幸せなんでしょうか?

答えは、ありません。
幸せと感じるのは、人ぞれぞれ違います。

お金がたくさんある状態を幸せと感じる人もいれば、時間がたくさんある状態を幸せと感じる人もいるでしょう。そもそも、お金や時間ではなく、人を笑わせることや何かをコレクションすることに幸せを感じる人もいるでしょう。デカバスを釣った時や大自然の中で釣りをすることに幸せを感じる人もいるでしょう。

幸せに感じるモノ・コトは、千差万別であり、正解や不正解はありません。人それぞれなのです。

でも、自分が何に幸せを感じるかは、少なからずわかっていると思います。

僕の場合は、“時間”です。自分に与えられた時間を、死ぬまで自分の好きなことをやっていくことが幸せと感じます。もちろんそれなりのお金も求めますが、それ以上に時間が僕には大事です。

「人は生まれた瞬間から死に向かっている」という有名な言葉がありますが、まさにそうだと思います。人生は有限であり、僕の場合どんなに長くても残された時間は、あと50年ほどです。日数換算すると、18,250日です。18,250回寝て起きたら終了です。 たったこれだけの日数しかありません。

遅かれ早かれ、いつかは皆、その日が来ます。

 

誰にも必ず“最期の日”は来る

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よく聞く話ですが、学生生活があと1年しかないことがわかってからメチャメチャ遊ぶ人がいます。独身生活があと1か月しかないことがわかって全力で遊びまくる人がいます。

でも、なんで自分の人生が残り数十年しかないことが既にわかっているのに、全力で本気で過ごさないのでしょうか。なぜ毎日をテキトーに過ごしているのでしょう。1年や半年だと全力なのに、50年とかあるとそうじゃない。

今の仕事に一生懸命で、やりたくてやってる人はとっても素晴らしいです。けれど、やりたくもない仕事をやって、土日2日間のために週5日間も我慢して働いて。日曜の夕方になると鬱になる・・・で、グチを言う。でも社内で何かアクション起こしたり、転職はしない。そういう人はなんなんでしょうか。いつも思います。「じゃあ転職すればいいのに」って。

僕から見れば、「自分の人生が無限に続いている」と考えてるようにしか見えないです。

いきなりですが、僕は今年の年明けに独立しました。まだまだ大金を稼げているわけではなく普通に生活できる程度ですが、毎日毎日、自分の判断と選択で生きています。その気になれば、“時間的”には何にも拘束されてないので明日いきなりビッグバス狙いに琵琶湖に、ピーコックバスを狙いにハワイに行けます。つまり、毎日が“自由”です。これだけでも幸せです。

「仕事ができる人」はモノゴトの期限を常に把握していると言いますが、「人生ができる(幸せになる)人」は自分の死を常に考えてる人だと思います。

「漁師とコンサルタント」という話からは、だいぶ脱線してしまいました。勢い余って書いてしまいました。

みなさんにとっての幸せとはなんでしょう?「漁師とコンサルタント」の話から、少しでも考えるきっかけになれば幸いです。 釣り同様、人生も Keep Casting していきましょか!

最後に、スティーブ・ジョブズの有名なスピーチを載せておきます。後半からジョブズも人生の時間について語っています。

via:COPYWRITERSBLOG

この本、とってもおすすめです。著者の「本田健」さんも大好きです。
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