ご存じの通り日々、いろんがデジタル製品が出てます。
その中でも、スマホとドローンが特に早いですね。個人的にはドローンの新情報を見てるのが楽しいのですが、大体は似たり寄ったりのドローンが多いのが現状。でも、いろいろ見ていく中で「これは!」と思うものも時々出てきます。
今回はちょっと、釣りにも使える可能性を秘めたドローンを紹介させていただきます。
自動追尾しながら撮影してくれるドローン
国内外で数多くのドローンが出回っているのは、すでにみなさんご存じのこと。Amazonが商品配送をドローンに任せようと積極的に開発・テストしていることなども有名です。
そんな数多くのドローンがすでに存在していますが、「Parrot Bebop 2」はちょっと他と違った特徴を持っています。自動追尾してくれるのです。
専用コントローラーにしろスマホにしろ “操縦する” 、もしくはあらかじめ設定したポイントへ “指示通りに飛行する” というモデルが大半でしたが、こいつは勝手に追いかけてくれるのです。
動く対象物を、自動追尾しながら撮影できるこの新ドローン、様々なシーンでの活躍が期待されています。
1:45~の「Follow me」をご覧ください。RPGゲームで主人公を追いかけるように、カメラアングルも調整されながらずっと追いかけます。
釣りにも活用できる可能性
こんな自動追尾ドローンですが、釣りにも活用できる可能性を感じます。
様々なケースにおいて、どのように使えるか妄想を含めながら、勝手に思案してみました。
個人的な釣り
まずは、個人的な釣りを記録するために使えます。
現在のところ、自分の釣りを動画で記録する方法としては、ウェアラブルカメラを使うのが一般的です。もちろんカメラマンが別にいればその方に任せるのが一番ですが、個人的な釣りで誰かにお願いするのは難しいでしょう。
しかもウェアラブルカメラだとしても、アングルや視覚に制限がつきます。自分にカメラを装着するので、自分自身が映らなくなるのは当然です。
僕もこんな何度か撮影しましたが、動画としてはやはりイマイチ。
しかし、自動追尾してくれるドローンであれば、これらが解消され、自分自身を含めた動画撮影ができるようになります。
釣った後、サカナと一緒に静止画を撮ることも可能でしょう。一人だと、サカナ持ってのスマホ自撮りなどは難しいですからね。
プロの実釣取材
ボート実釣取材をする際、プロの方が乗るボートにカメラマンも同船する、もしくは別にもう一艇ボートを借りてそこにカメラマンが乗る、という体制が一般的だと思われます。
このような状況でももしかしたら、ドローンが活躍してくれるかもしれません。ボートや撮影スタッフの節約(削減)もできるかもしれません。
動画撮影するだけでなく、プロアングラーの方への配慮やサポート、釣れた直後のインタビューなども必要であると考えるため、完全にドローンだけでの撮影はないと思われます。
それでも、エレキで縦横無尽に動き回るプロを自動追尾しながら、空中を自由に飛び回りながら様々なアングルで撮影された映像は、これまでにはなかったような映像を私たちに見せてくれるかもしれません。
トーナメントの生中継
この使われ方にもっとも期待しております。
JB公式トーナメントやバサーオールスタークラシック、H-1グランプリなどで各選手の実釣の模様をライブ中継するという使われ方です。
アメリカではライブ中継の試みはすでに始まっているらしく、シャロー道さんでも紹介されていました。
全選手に対しカメラマンを付け撮影するよりは、ドローンによって追尾させて撮影させた方が効率的&経済的な時代が来るのではないかと思っております。
出船時とウェイイン時だけでなく、実際に釣りをしている最中もライブ観戦できるようになったら、国内トーナメントがものすごく盛り上がることではないかと思います。
ドローンのバッテリー問題、騒音性、安全性、選手への配慮などなど、まだまだ課題はありそうですが、日本のバスフィッシングトーナメントをいま以上に活性化させる一つの選択肢として、ドローンによるライブ中継も可能性を秘めているのではないでしょうか。
最後に
ドローンが今後どのように進化し、どんなことができるようになるのかは未知数です。
しかしながら、必ずや釣りなどのアウトドアシーンにも活用される日が来ることと思います。しかも、そう遠くはない未来に。
『糸に付けた疑似餌でサカナを釣る』という根本部分はこれから数年、数十年も大きな変化はないと思われますが、その周辺部分はどんどん進化を遂げていくでしょう。
先日紹介しましたが、スマホがサーモグラフィになるアイテムも登場してきています。
現段階ではまだ釣りに活用できるかはわかりませんが、ドローンを含めたテクノロジーの力を借りながらも、日本のバスフィッシングがより楽しいレジャーエンターテインメイントとして発展していくことを願っております。
via:Parrot