去年から中断していた自作ハネモノ。
遠征時に使いたいので、再開して作ってみました。
当初のイメージは王蟲
「こんなの作りたいな~」という当初のイメージは、王蟲(オーム)でした。そう、ナウシカに出てくるあいつです。
セミの胴体をすこし図太くして、目が複数ついてて、色は全体的に黒か茶色っぽい。
で、モサモサ―っとしたファーを付けて不気味な雰囲気を出したかったんです。
まあ、結局これ通りにならなかったんですけどね。全くの別モノが出来上がりました笑
【ダイソー木材】15年ぶりのハンドメイドルアー製作方法・手順&アートナイフ素晴らしい!という記事で紹介した自作ルアーもそうですが、イメージ通りに具現化するのって、本っ当に難しいです。
時々SNSなどで一般の方がものすごい完成度のルアーを自作されているのを見かけますが、心から尊敬しちゃいます。どうやってんの?業者の人?と思ってしまうほど。
ちなみに自作ルアーの楽しさは既にこのイメージ作りから始まっていると思います。
「こうした方がいいかな」「こんなのルアーにしたらどうなる?」みたいな妄想がものすごくワクワクします。
とはいえ、イメージはイメージで終わってしまうんですけどね。僕の場合は。
2枚合わせで荒削り
基本的には前回の時と同じ手順です。
ダイソー木材で2枚合わせでカット、両面テープで張り合わせてヤスリで削っていきます。
この時点ですでに王蟲ではなくなってる。作っていくうちにどんどんイメージが変わっちゃうんですよね。
ちなみに僕のルアー製作工房はここです。
室内で木削ったりするのは家族からNG食らってるので。子供の三輪車をイス代わりに汗ダラダラでやってます。
ワイヤー作りに1時間
意外と難しいのが、ワイヤー作り。
ラインアイとフックアイ(後方)、フックアイ(前方)の3箇所の位置がちょうどうまいことハマるようにするのが苦手。。
↑のようになんとかそれっぽいモノができるまで、たしか5~6本は失敗しました。時間にして1時間くらいはここでかかってます。
ワイヤーができたら固定。フライとかラバージグ巻く時に使うボビンホルダーを使って、ワイヤーの先端部を固定しておきます。
最後にちょっとだけ瞬間接着剤を垂らしておき強化。
ワイヤーをはめ込むための溝を、左右両方のボディに彫ります。
カッターなどでもいいですが、先端が鋭利な金属製のヤスリでも彫れるっちゃ彫れます。
ワイヤーをうまくはめ込めたら、瞬間接着剤をまんべんなく塗って圧着。輪ゴムなどできつめに固定。
こういった乾かし時間などにZOZO前澤さんも愛用しているというmikanをやってました。無料で楽しい。
塗装は本当に難しい
当初の王蟲のイメージは捨てて、カラフル系カラーにいこうと路線変更。
が、しかし。見事に玉砕。
ベースをスプレーでイエローに塗り、マスキングテープでストライプに。
上からブルーを塗って・・・
マスキングテープを剥がせば、この通り!
リトルマーメイドのフランダーのような、タテジマキンチャクダイのようなカラフルペイントが登場!
と、ここまでは良かったんです。
そのままセルロースどぶ漬けしたら、この通り。終了ー。
ここまで丁寧にマスキングとかしてきたのに。 pic.twitter.com/HG8lxGryHB
— hebinuma (@junya_0606) 2018年8月23日
Twitterでアドバイスして下さった皆さん、ありがとうございます。今後は注意します。
完成形は別モノ
スプレーによるカラーリングは諦め、和柄テープにしました。王蟲ともう全然ちがう。。
ここは前回挫折した菅公工業の金箔マスキングテープというものを使って、リトライ。
曲線部などを滑らかにするのが難しく完璧にはなりませんが、なんとなくそれっぽく全面に装着。
セルロースどぶ漬け2回くらいしてから、洗面所に水溜めて浮き具合チェック。思ってたよりも浮力が残ってたので、さらに2~3回くらいどぶ漬け。
前回の時はフェザーフックも自作してみたけど、今回は既成品で。
完成形はこんな感じ。ハネの位置は中心よりも後方に。どこにどんな角度でハネを付けるといいのか、どんな動きになるのかは調べてもよくわからないですし、自分の経験上からも未知ゾーン。
ということで、色々それなりに考えてみましたが、最終的にはフィーリング。ここでいっか、エイ!って感じでネジ埋め込みました。
遠征フィッシュ!!
この夏ちょっと遠征してきたのですが、嬉しいことにここで出てくれました。しかも2匹!
サイズ的には全然ですが、自分で作ったルアーに魚が食ってくるってのは感激もんです。いまこの記事を書きながら当時のバイトシーンを思い出しましたが、今でもドキドキ感が蘇ってきちゃいますよ。
あの時のバスちゃん、ありがとうーー!!
今回わかったこと
(ちなみにスィートフィッシュクローラーにも出てくれました!)
今回はじめてハネモノ自作してみてわかったことを、自分用にメモメモ。
- セルロースどぶ漬けはペイントを溶かす可能性あり
- ハネパーツはあまり種類がない、売ってない?
- 超デッドスローで泳がせたいなら本体重量はある程度(1オンス近く)は必要?
- 勢いとノリでハネ位置決めたけど、それっぽく動いてくれた
- でも位置と動きの関係は全然わからない
年1個くらいのペースで、のんびりとまたやっていきたいと思います。