ジャパンフィッシングショー(横浜)の初日に行ってきましたので、駆け足でチェックした新作リールたちを紹介したいと思います。
全てを網羅しているわけではなく、バス関連のリールのみです。オフショアや電動リールなどは割愛しています。
取り急ぎ、写真のみ。メーカースタッフさんから聞いた特徴や詳細スペックなどは、後日また追記します。
【追記】2017年2月28日、追記しました。
≫2016年に出た新作リールのまとめはこちら
ベイトリール
シマノ「カルカッタ コンクエスト BFS HG」
カルカッタコンクエスト100のボディに、FTB搭載の軽量スプールをあわせた、レトロでクールな外観に最新のキャスト性能を備えたベイトフィネスリール。アルデバランやSSの尖ったデザインが渓流に似合わないと考える渓流ルアーマン的には待望の丸型リールのようです。フィッシングショーでは田辺哲男さんが、スモールプラグを多用するバサーこそ買え!的なことをおっしゃっていました。
自重 |
200g |
ギア比 |
6.8 |
最大ドラグ |
4.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
54,000円 |
発売時期 |
左:2017年2月、右:2017年5月 |
シマノ「NEW スコーピオンDC」
初代発売から6年、DCのエントリーモデル的存在のスコーピオンDCが、お値段据え置きでついにモデルチェンジします。色が黒くてスコーピオン感はありませんが、そういえば先代も銀色でスコーピオン感はありませんでした。先代はキャスト時の音(いわゆるDC音)がなく、DC音を出すチューニングが存在したくらいだったのですが、NEW スコーピオンDCには待望のDC音があるようです。
自重 |
215g |
ギア比 |
5.5、7.2 |
最大ドラグ |
5.5kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
37,500円 |
発売時期 |
左:2017年4月、右:2017年2月 |
シマノ「スコーピオン BFS」
昨年デビューしたスコーピオン70に、FTB搭載の軽量スプールを搭載したベイトフィネスモデル。手ごろな価格でベイトフィネスを楽しめるリールが増えるのは嬉しいかぎり。昨年ダイワが発売した廉価版ベイトフィネスリールのアルファス エアも評判がいいので、ほぼ同価格帯のスコーピオンBFSがその牙城を崩せるのかに注目が集まります。
自重 |
未定 |
ギア比 |
8.2 |
最大ドラグ |
3.5kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
未定 |
発売時期 |
2017年5月 |
シマノ「クロナーク MGL」
その軽さとタフさから本場アメリカで人気を博した14クロナークCi4+に、マイクロモジュールギアとMGLスプール、NEW SVSインフィニティを搭載して性能をアップさせながら、価格は据え置きというお得感しか感じないリール。14クロナークにはなかったギア比8.1の超ハイスピードモデルがあるのも魅力で、16メタニウムMGLはちょっと高いな、という方にもおすすめ。
自重 |
185g |
ギア比 |
6.2 |
最大ドラグ |
5.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
35,000円 |
発売時期 |
2017年2月 |
シマノ「NEW バスワン XT」
定価1万円を切るエントリーモデルのバスワンXTもモデルチェンジ。20lb-100m巻きの200番スプールだった先代から、16lb-100m巻きの150番スプールに変更され、少しライト寄りになりましたが、まだまだたっぷり巻けるのでタフな使用にも安心感があります。色こそ違いますがカシータスにそっくりのロボット顔で、いかにもなエントリーモデル感はありません。右巻きは3月、左巻きは5月発売予定。
自重 |
210g |
ギア比 |
7.2 |
最大ドラグ |
5.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
9,500円 |
発売時期 |
左:2017年5月、右:2017年3月 |
シマノ「NEW エクスセンスDC」
シーバス専用ベイトリールのパイオニアだったエクスセンスDCが、アンタレスDCをベースにして生まれ変わりました。アンタレスとの最大の違いはPEラインの使用に特化したナロースプールで、レベルワインドの放出抵抗を抑え、バックラッシュを防ぎながら飛距離を稼いでくれるようです。ハンドル1回転あたり91㎝のライン巻き取り量も、遠投を繰り返すシーバスフィッシングでは助かりますね。しかし定価は74,000円と、先代から30,000円近く上がり一気に高嶺の花になりました。
自重 |
225g |
ギア比 |
7.8 |
最大ドラグ |
4.5kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
74,000円 |
発売時期 |
2017年4月 |
ダイワ「スティーズ A TW」
アメリカ市場を強く意識した、タフ&コンパクトが売りのベイトリール。昨年デビューしたスティーズ SV TWの兄弟モデルで、Aはアルミ(Alminium)とオールラウンド(All-round)を指しています。メインフレーム、サイドプレートとも高剛性なアルミ合金製で、ドラグクリッカーがついていることがSV TWとの大きな違いです。実質的なハイエンドモデルながら定価46,200円と、ギリギリ手が届きそうな価格も魅力。
自重 |
190g |
ギア比 |
6.3、7.1 |
最大ドラグ |
6.0g |
ソルトOK |
○ |
定価 |
46,200円 |
発売時期 |
2017年3月 |
ダイワ「タトゥーラ SV TW」
2017年の台風の目になりそうな中堅モデル。ダイワが昨年から推しているSV×TWコンセプトの最新にして、最安価なモデルにあたります。タトゥーラCTベースのコンパクトなボディはパーミングしやすく、誰にでも使いやすいことを最大の売りにしている通り、初めてこのリールを使うみっぴがスキッピングを決めまくっていたりと本当に使いやすそう。色も高級感があって、ぱっと見では実売20,000円を切るリールには見えないのもポイント。
自重 |
200g |
ギア比 |
6.3、7.3、8.1 |
最大ドラグ |
5.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
25,900円 |
発売時期 |
2017年3月 |
ダイワ「フエゴ CT」
実売15,000円を間違いなく切ってくる低価格ベイトリール。価格帯的にはブレイゾンの後継機ですが、昨年デビューのタトゥーラCT Type-RからTWSをなくしただけのようなモデルで、Project-T動画内でもプロが絶賛していることから、性能的にはかなり上がっているものと思われます。軽いルアーはタトゥーラSV TWで、重いルアーはフエゴCTで、と廉価モデルでの使い分けができるのは嬉しい。
自重 |
205g |
ギア比 |
6.3、7.3 |
最大ドラグ |
5.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
19,400円 |
発売時期 |
2017年3月 |
アブ「Revo LC6(レボ エルシーシックス)」
ギア比6.4:1で、ディープクランクやヘビースピナーベイトなど抵抗の大きなルアーの使用に向くコンパクトベイトリール。高剛性なアルミ製フレームながら166gの軽量でコンパクトなボディは、投げて巻く釣りでも疲労感を軽減してくれそうです。
自重 |
166g |
ギア比 |
6.4 |
最大ドラグ |
5.5kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
25,000円 |
発売時期 |
2017年2月 |
アブ「Revo LV7(レボ エルヴィーセブン)」
ギア比7.1:1で、ワーミングもプラッギングもこなすオールラウンドなベイトリール。おそらくボディやスプールはほとんどLC6と同じ。
自重 |
166g |
ギア比 |
7.1 |
最大ドラグ |
5.5kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
25,000円 |
発売時期 |
2017年2月 |
アブ「Revo LT7(レボ エルティーセブン)」
LC6,LV7と共通のボディに、ライトラインで軽量ルアーを使用するのに向いた、浅溝スプールを搭載したベイトフィネスリール。実売2万円を切り、ベイトフィネスリールとしては最安値?
自重 |
166g |
ギア比 |
7.1 |
最大ドラグ |
5.5kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
25,000円 |
発売時期 |
2017年2月 |
スピニングリール
シマノ「ツインパワー XD」
XD=extreme durability(過剰なほどの耐久性)をキーワードに開発された究極のツインパワー。ラビリンス構造を持つ新防水機構「X-プロテクト」により、過去最高の防水性能を誇ります。従来のツインパワーでは小型モデルにしか採用されていなかった軽量高強度のCi4+製マグナムライトローターを採用したことにより、大型番手ながら耐久性やパワーだけでなく、軽快な巻き心地も実現しています。
※C3000XGの場合
自重 |
235g |
ギア比 |
6.4 |
最大ドラグ |
9.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
48,500円 |
発売時期 |
2017年3月 |
シマノ「NEW コンプレックスCI4+」
昨年衝撃のデビューを果たした軽量スピニング・ストラディックCi4+をベースに、新型のCi4+製ハンドルを搭載し、さらなる軽量化を図ったバス専用軽量リール。初代コンプレックス以来伝統のラピッドファイアドラグを搭載し、スピーディなドラグ調整が可能です。
※C2500S F4の場合
自重 |
180g |
ギア比 |
5.0 |
最大ドラグ |
4.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
35,300円 |
発売時期 |
2017年2月 |
シマノ「NEW アルテグラ」
アルテグラが5年ぶりにモデルチェンジ。先代12アルテグラのクイックレスポンスから、コアソリッドにコンセプトを変更し、軽さではなく、タフさを売りにしたモデルになりました。HAGANEギア、X-SHIP、Gフリーボディ、コアプロテクトを搭載した中堅モデル。
※2500Sの場合
自重 |
240g |
ギア比 |
5.0 |
最大ドラグ |
4.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
16,800円 |
発売時期 |
2017年2月 |
シマノ「NEW サハラ」
定価10,000円、実売7,000円を切るエントリーモデルながら、HAGANEギア、X-SHIP、Gフリーボディを備えたハイバリュースピニング。色も洗練されていて、エントリーモデルとは思えません。
※2500の場合
自重 |
250g |
ギア比 |
5.0 |
最大ドラグ |
9.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
9,000円 |
発売時期 |
2017年2月 |
シマノ「NEW セドナ」
こちらもNEW サハラ同様実売7,000円を切るエントリーモデル。NEW サハラからX-SHIPを除き、ベアリングを1つ減らし500円程度の差ですので、これから釣りを始める方か、セドナがほしい理由がある方でなければサハラを買ったほうがいいかもしれません。
※2500の場合
自重 |
245g |
ギア比 |
5.0 |
最大ドラグ |
4.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
バリュープライス(オープン価格) |
発売時期 |
2017年3月 |
ダイワ「スティーズ」
2006年のイグジスト・スティーズカスタム以来、11年ぶりにスティーズの名を冠したスピニングリール。巻きの軽さを追求するため、防水機構マグシールドを排した淡水専用モデルになっています。Type-Ⅰ,Ⅱという独自の番手記載ですが、Type-Ⅰは2000番クラス、Type-Ⅱは2500番クラスを指しています。Type-Ⅰは168gで1000番台に迫る軽量さ、Type-Ⅱは178gでダイワ2500番史上最軽量となる超軽量スピニングリールです。
※TYPE-I Hi-SPEEDの場合
自重 |
168g |
ギア比 |
5.6 |
最大ドラグ |
2.0kg |
ソルトOK |
× |
定価 |
50,000円 |
発売時期 |
2017年4月 |
ダイワ「イージス」
バス専用スピニングリール・イージスの3代目モデル。ルビアスベースの初代、カルディアベースの2代目に続き、3代目はセオリーベースになりました。基本的にはベースモデルのセオリーと同様ですが、こちらはフロロカーボンライン専用のスプールとラインローラーを装備したType-R仕様になっています。イージス伝統のド派手なカラーリングは合わせるロッドを選びそうです。
※2003Fの場合
自重 |
170g |
ギア比 |
4.8 |
最大ドラグ |
2.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
33,000円 |
発売時期 |
2017年3月 |
ダイワ「セオリー」
新設計のZAION製コンパクトボディに、15イグジストと同じZAION製エアローターを備えた軽量スピニングリール。コンパクトボディに加え、徹底して軽量化されたスプールと、こちらも新設計の軽量ハンドルの組み合わせにより、番手によってはハイエンドモデルである15イグジストを凌ぐ軽さを実現しています。昨年その軽量さと価格から衝撃を与えたストラディックCi4+の対抗馬として期待されます。
※2506の場合
自重 |
185g |
ギア比 |
4.8 |
最大ドラグ |
3.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
31,000円 |
発売時期 |
2017年2月 |
ダイワ「エクセラー」
14エクセラーにATDとマグシールドを搭載したマイナーチェンジモデル。マグシールドの有無で差別化されていた15フリームスとの性能差が埋まりながら、価格は3,000円安いなど、エントリーモデルとしてはお得感の大きすぎるスピニングリールになっています。逆にこれから15フリームスを買おうとしている方はご注意ください。
※2500の場合
自重 |
265g |
ギア比 |
4.8 |
最大ドラグ |
7.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
13,200円 |
発売時期 |
2017年1月 |
アブ「Revo ROCKET (レボ ロケット)」
ギア比7.0:1の超ハイスピードギアで、ハンドル一回転あたりの巻き取り量が1mを超える(3000番の場合)スピニングリール。ギア比だけでなく、高剛性のアルミ製ワンピースギアボックスと軽量なカーボンボディを融合させたIM-C6ボディにC6カーボンローターを組み合わせ、ヒラスズキや青物にも対応するタフさと軽さを併せ持っている点にも注目です。
※2000Sの場合
自重 |
192g |
ギア比 |
7.0 |
最大ドラグ |
3.0kg |
ソルトOK |
○ |
定価 |
26,000円 |
発売時期 |
2017年2月 |
各社の展示ブース
冒頭で申し上げたように、近日中に特徴などを追記していきます。
【追記】2017年2月28日、追記しました。
それにしても毎年毎年、どんどん新作リールが出ますね~。早い。