昔のルアー掘ってたら、懐かしいの出てきました。
不思議なもので、そのルアーの存在自体を忘れていても、10年ぶりくらいに久しぶりに見たとしても、見た瞬間にそのルアー名や自分が手に入れたエピソードなんかが蘇るもんです。持ってるルアーの9割が釣れてないルアーたちですが、子供の頃の思い出があるために愛着が湧いてしまうもんです。
Basser、祝30周年
Basserが30周年
を迎えました。
いろんなバス雑誌がある中でも、特に根強いコアな読者ファンがいると言われているバサー。1986年の7月、月刊つり人の別冊として始まったのが起源です。
今号でちょっと驚いたのが、広告ページ。
いろんなメーカーさんがFacebookページや公式ブログ内で、バサー30周年について触れているのは見ていましたが、紙面上でも同様にメッセージが添えられていました。
冒頭数ページはもちろん、中間ページなどのいつもは新商品紹介のために使っている広告ページを使って、バス釣り専門誌として30年継続してきたことを祝福しているのです。
ネットとは比較にならないほどに貴重で価値の高い “紙” の枠を、自社商品の紹介だけでなく、そんな内容を発信するメーカーさんの姿勢に、心が温まりました。
Basser30周年、本当におめでとうございます。
歴史、表紙。これはBasserならではの強み
年表、めちゃおもしろい
今号の目玉でもある「日本のバスフィッシング30年史」が、めちゃおもしろい。こういうの大好きです。
バサーの歴史についても触れられていますが、メーカーやトーナメント、その他の出来事についても1年ずつ詳細に記載されています。年表みたいなもんです。
初めて知るようなことが満載。
あのメーカーって最初に出した商品これだったの?今でも有名なあのアングラー、実はこんな前から優勝していたのか。今では定番のあのテクニックって、この頃バサーで初めて紹介されたのか・・・などなど、新発見だらけ。
DAIWAブランドを擁するグローブライドの前身が松井製作所であることも、今回はじめて知ったり。大和精工よりも前があったとは。
バス釣りを取り巻く歴史をこんなにも一元集約されているところは、ネット上にも紙面上にも他にないんではないでしょうか。
今やこんなにもネット上に情報が溢れていますが、ググっても辿りつけない、もしくはそもそもネット上に載ってない情報だらけのような気がします。
別にバサーさんから今号についてなにか依頼されたとかではありません。普通に自分で買って、自分で感じたことを勝手に書いてます。
歴史、本当におもしろい。
30年間の表紙も楽しい
ちなみ公式サイトではこれまでの30年間分すべて、全296冊分の全表紙が公開されています。こちらから。
現在でも他紙に比べると積極的に(そして唯一?)、本場アメリカトーナメントを追いかけ、毎号のように詳細レポート記事が掲載されていますが、初期の頃はもっとアメリカン色が強かったんですね。
表紙の写真はアメリカン、文字もほとんど英語。
今号でも言及されていますが、現在のように日本独自のバスフィッシングが確立していなかった30年前は今以上に『本場アメリカから学ぼう』という空気感が、表紙からだけでも伝わってきます。
そしていつも思うことですが、本当にバサーの表紙ってのはいつの時代も写真が美しいと感じます。どれも釣り人が喜ぶツボを突いてくる、絶妙な写真たち。
この1枚を撮るために、どれだけの枚数と時間を費やしていることか。素人ながらにも、そんな裏側を想像するのに難くありません。
全表紙の公開ページ、じっくり1枚1枚見てるだけでも楽しいもんです。早くも3周しちゃいました。次は、ゆっくりめの自動スクロールにしてビール飲みながらでも見てみるかな。