本日もhebinumaをご覧いただき、ありがとうございます。
世界にはさまざまなリールメーカーが存在します。日本でもお馴染みのシマノ、ダイワ、アブ、海外では有名なミッチェル、クァンタム、ゼブコ、フルーガー、ペン・・・などなどあります。このあたりのメーカーであれば聞いたことある方もいると思いますが、この名前は知っているでしょうか？
Winchester（ウィンチェスター）。
銃器メーカー「ウィンチェスター」
Winchester（ウィンチェスター）。
1850年代に創業し、後の西部開拓時代に大人気になったアメリカの銃器メーカーです。主にハンティング用の銃を生産しています。
このウィンチェスター、実はちょっと前まではリールを作ってたんです。しかも、結構カッコイイのを。残念ながら、現在はもう作っていないようです。
今日は、そのウィンチェスターのリールを紹介します。“開封の儀”もどきをやりたいと思います。
ハンドガンよりもライフルなどを主に生産しているメーカーです。 
これがそのウィンチェスターが作っていたリール。 
箱とスペックも完全に英語
外箱。リール名は「Winchester XTR」。 
僕が中二の頃、近所の輸入雑貨・釣具屋で買いました。25,000円くらいだったかな～。 確か1年近く狙っていたと思います。 
スペック。アルミ削り出し、ステンレス製ボールベアリング5個、調節可能なスプール内の6つのピン、レベルワインダーはチタン加工、ギア比5.3。そんなとこです。 
付属の説明書。輸入品なので、完全に英語です。 
中も簡単な説明のみ。日本の説明書とは、全然ボリュームが違いますね。 スプールへの結び方が載ってます。 
銃器メーカーならではのカッコ良さ。コイツに出会えてよかった。
これが「Winchester XTR」。丸型ベイトリールです。 
やや重いですが、丈夫で堅牢です。ガッシリ感が兵器っぽいです。 
おもしろいのがクラッチ。アシンメトリー（左右非対称）で、左上は固定され、右側に偏って押されるようになってます。 
リールのロゴ。アメリカンなワイルドな感じ、カッコイイ。馬の向きが逆なことに、今初めて気づきました！ 
せっかくなので内部オープンします。2本のビスで固定されてます。 
スプールには、シマノのSVSのような仕組みが入ってます。この赤や白のシュー（ピンみたいなの）をイジることで、スプールの回転・ブレーキ具合を調整できるようになってます。いちいちリール開けないとだめなのが面倒でした。 
中学生～高校生の途中まで、コイツがずっとパートナーでした。数々のバスを釣ってきました。 
シマノやダイワの今の最先端リールと比べると、重い、スプール回転悪い、飛距離出ないなど負ける部分はもちろん多くありますが、満足感はサイコーです。
コイツをロッドに載せた時、コイツで釣れた時。『アメリカの銃作ってる会社のリールだぞ！』という僕の中二心が、より普段の釣りをエキサイティングにしてくれます。
ただ、現在は内部のプラスチック製のギヤにヒビが入っており、正常動作しないので、活動休止中です。以前サンスイに修理依頼しましたが、断られました。珍しくて、対応できなかったのでしょう。
コイツを修理してくれるところを見つけ、いつかまたコイツでバスフィッシングに出かけたいと思っています。軽量ルアーは苦手なので、ジョイクロ投げてやりたいです！
コイツに出会えた良かった。
待ってろよ！！
