今日はテンスリーです。
釣り人による釣り人のための飲み会です。先日もご紹介させてもらいましたが、東京近郊の方、お時間許すのであれば覗いてみるのはいかがでしょうか。詳しくはこちらにも書かせてもらってます。
さてさて、楽しみに取り置きしていたルアーを取りに行ってきました。シマノ、トリプルインパクトです。
そもそもトリプルインパクトとは?
トリプルインパクト。
シマノが今年から推し進めているBantam(バンタム)プロジェクト。そのバンタムルアーのひとつでもあり、2016年上半期に出るルアーの中で特に注目が集まっているうちのひとつでもあります。
シマノとしても久しぶりに(?)、今年は本気でバス用ルアーに取り組んでいるような勢いを感じます。ロッドやリールはもちろんいつも本気だと思うんですけどね。
このトリプルインパクト、初代モデルはNishine Lure Works代表の西根さんがデザインされ、産声を上げています。発売元はどちらもシマノ。今回のバンタム・トリプルインパクトについては西根さんは携わっていないそうです。
そんな西根さんですが、ご自身でもバンタム・トリプルインパクトを実際に手にしたようで、Facebookにてコメントもされていました。
凄いイイなぁって思ったのはバンタム・トリプルインパクトに採用されているプロップで、このプロペラセッティング(特に羽根の角度)で大きな揚力を稼ぎ出しているものと思われます。
とのこと。
プロップ(ペラ)、特に大きな揚力を発生させることに貢献している "角度" について言及されています。
噛み砕いて考えてみると・・・リップが付いてるので巻けば当然潜って行くわけですが、この絶妙な角度にセッティングされたプロップのおかげで、潜りすぎずに表層をキープでき、スプラッシュ、バブル、引き波を発生させられる。
ということでしょうか。どうでしょう。
と、少し前置きが長くなりましたが、ここから開封の儀をしてみたいと思います~。
世界へ向けて旅立つバンタムブランド
まずは外箱から。Bantamとでかでか書かれています。超シンプルデザイン。シマノの新品ルアー買ったの何年振りだろう。たぶん15年ぶりくらい。
裏面。『独特の複合サウンド。独特のノイズ。』トリプルインパクトの最大の魅力です。
びっくりしたのが、説明書が多言語化されていたこと。日本語や英語はもちろん、ドイツ語やイタリア語、ロシア語(たぶん)、ハングル語、中国語などありました。シマノ、完全にグローバル目線ですわ。
バンタム トリプルインパクトの細部
これがバンタムトリプルインパクト。独特のうねりを持ったボディフォルムは健在。見ていて飽きない、不思議なカタチ。
下半身にかけて大きくうねってる、歪んでます。初代モデルのDNAを感じまくり。西根さんによると、『(初代モデルは)水面キープしやすいボディー形状&バランスを出した』とのこと。
上から。先入観、言いすぎかもしれないですが、この角度から見てもなんか美しさを感じます。
フックアイ部分はボディが膨らんでいます。フックをボディから下方に離すためにこうなってるとか。
サイドスラッシュリップと言う名が付いているリップ。付け根が絞り込んであります。
トリプルインパクトの最大の特徴であるプロップ。ステンレス製であり、またデルタプレートと呼ばれる三角のヒレのようなものも標準装備。
リアアイは敢えて、取付角度を左にずらしています。プロップの回転慣性と相殺し、直進安定性の向上に貢献してるみたい。
初代モデルと比較してみた
上が初代トリプルインパクト。並べてみるとフォルムはほぼ同じものの、細部には少しずつ違いがありました。全体的に、バンタムモデルの方がヌメってる(より流線形に)ような気がします。
上から見るとあまり違いはありませんが・・・
たとえばラインアイの位置。初代よりもバンタムの方がより先端に付いてます。ご覧の通り、リップ形状も違います。
プロップ自体の大きさも今作の方がでかめ。形状はほぼ同じでした。そしてヒートンの長さにも違いアリ。バンタムの方が長い分、プロップの遊び幅(自由度)が大きい。
顔面。違いは歴然。西根さんがデザインしていた初代の方が顔まわりは凝っていますね。エラや唇、目部分の彫が全然違う。
というわけで、バンタムトリプルインパクトでした。
細かい変更点はあるものの、初代モデルの血を引き継いでいる感はものすごく感じるので、すでに愛着が湧き始めてしまってるくらいです。
もちろん釣果能力も十分に持っており、ブログなどで早くも実際にこれで釣り上げている方を何人も見ています。
今週末実家帰るついでに少しだけ釣りできるので、その時に投げてきます。川幅2mくらいなので、岸沿いに巻いてやろうと思います。
久しぶりに、まだ釣れてないのに持ってるだけで満足感のあるルアーを買いました。