大阪フィッシングショー、かなり盛り上がってるみたいですね。
友人らのSNSタイムラインに上がってくる写真などを見ると、大混雑。通路が人で埋まってるくらいの盛況っぷり。もちろん時間帯にもよると思いますが、こんなこと今年の横浜では見かけなかったですね。
新作リールコーナーは混雑してましたが、通路が歩けないほど人がいることはなかったし。大阪以上に熱気のある名古屋とはどんなものなのか。楽しみでありつつも、ちょっと不安です (´Д`)
新商品でもなんでもないんですが、これは気になったのと思うところがあったので、記事にさせていただきます。
ジャッカルが、ワカサギ船を導入
ジャッカルが、バス界以外でも動き出していました。
ワカサギ釣り用のドーム船を作り、滋賀県の余呉湖に導入したのです。『え、ワカサギジャンルやってないジャッカルがなんで?』と思いましたが、ジャッカル現社長の小野さんのFacebookページにはこうありました。
以下です。
琵琶湖北部に位置する余呉湖(よごご)。周囲6.4km。約3万年前に琵琶湖と分かれたとか。
東京進出、共同開発・・・続く、新チャレンジ
地元や漁協などと協力しながら、ファミリー層など釣り人口拡大。そして地元や業界への感謝、活性化。
この出来事と小野さんのメッセージを見て、驚き、そして何かが僕の心に刺さりました。だってジャッカルがワカサギ用の船を導入ですよ。
バスでもシーバスでもなく、ワカサギ領域へ会社の資産を投入。このドーム船の導入によって、直接的にすぐにジャッカルに大きな利益がもたらされることはあまりないでしょう。もちろん乗船料などは少なからずあるとは思いますが。
それでも、新たに船を作り導入。いずれ長期的に見れば間接的にジャッカルにリターンがあるのかもしれないですが、これは本当に地元への感謝と業界活性化のための動きであると、僕は感じています。
ブラックバスとワカサギはしばしば相容れない関係性になりがちですが、そんな中ジャッカルがワカサギ領域への進出。しかも単独ではなく、小野さんのメッセージによると、長浜市や余呉湖漁協、滋賀銀行などとの共同プロジェクト。
これは少なからず、バス釣り(メインである)メーカーの企業姿勢などが、地元やその周辺企業に “理解・共感” されてきたことを表してるとも言えるのではないでしょうか。
1999年設立、17年目の株式会社ジャッカル。東京オフィスの開設、競合メーカーでもあるDSTYLEとの共同開発、そして今回のワカサギ船導入。
もはや単なるバス釣りメーカーではなく、総合レジャー企業になりつつあるような勢い。他のメーカーよりも頭一つ出た、釣具界で言うとシマノやダイワなどの大企業ポジションに近くなってきたように感じます。
2016年。釣具だけでなく、こうした新たな試みや企業姿勢にも注目です。hebinuma管理人としてではなく、いち釣り人として、ジャッカルにより興味を持つようになりました。
名古屋では今回の件を念頭に置きながら、あらためてブースやトークに触れてみようと思います。