2年前の今日は、相当テンパってました。
初めての確定申告で、右も左もわからず申告書を作り、渋谷の提出場所(ミクシィが入ってるビル)に持って行っきました。そこには最終日ギリギリで提出しようとしている人たちが溢れ、会場内に入って提出するまでに1時間近くも並んだのを覚えています。あれから2年か。あっという間だな。
購入報告もちらほらSNS上で見かけることの多くなった「16アルデバランBFS XG」。今回はこのリールのドラグについてフォーカスしてみます。
ドラグ音『チチチチチ・・・』と鳴るんです
「16アルデバランBFS XG」。
シマノ新作であり、シマノが久しぶりに本気出してマグネットブレーキを搭載してきたベイトフィネス専用機。SNSや動画などを見る限りでは、概ね評判は良さそうです。
僕としても、すでにいくつか紹介記事を書かせていただきました。
そんな「16アルデバランBFS XG」ですが、マグネットブレーキばかりに注目が集まりますが、実はドラグ音が鳴るのも、このリールの特徴のひとつかもしれません。
ドラグが出る時に、スピニングリールのように『チチチチ・・・』と鳴るのです。
モアザンPESVやレボなどの一部モデルでは鳴りますが、シマノ製のベイトリールとしては、ドラグ音が鳴るのは珍しい。
録音してみた
動画に収めてみました。音小さめなので、注意して聞いてみてください。
どうでしょう?
専用マイクなどで録音したわけではないので、かなり聞きにくいかもです<m(__)m>
15アルデバランと構造を比較してみる
このドラグ音ですが、「15アルデバラン」は鳴りません。リールのベースは同じですが、どこにどのような違いがあるのでしょうか?分解してみてます。
※知人が分解・比較してたので、写真撮らせてもらいました。
中を開けてみると、このようになってます。基本的な構造は同じですが、メインギア内側部分にちょとだけ違いが。
メインギアとその内側のプレート(蓋のようなもの)。ご覧の通り、パーツ形状に違いがあるのがわかると思います。
16アルデバランBFS XGの方は、メインギアの内側に小さな金属製ボールのような突起が付いており、これがプレートの凸凹にあたるようになってます。この構造によってドラグが出る時に『チチチチ』と鳴っているのです。
ちなみにドラグ音が鳴るようになっている理由として考えられるのは、知人曰く『トラウト管釣りを含め、細いラインを使ってのドラグ出す釣りを想定してだろう』とのこと。
どういうことかと言うと、(トラウトなどで)1.5号などの極細ラインを使った際はドラグ捌きが非常に大切であり、ドラグが効いているかどうかを音でも判断できるようにするためではないか。ということです。
バス釣りにおいてはベイトフィネスだとしても、ラインは5~8ポンド前後くらいを使うことが多いと思いますので、トラウトほどには繊細なドラグ捌きは必要ないですよね。
ヒットした際、スピニングのように『チチチチ』と鳴るのは、新たな小さな楽しみになるような気がしています。早く、こいつで釣ってあげよう。